前回のブログに記したとおり、転院した先の病院はすばらしいスタッフに恵まれ、本当によくやっていただいていました。
しかし、先日、こんなことがありました。
背中に痛みを感じていて、何度も同じレスキューの薬を打っていたので、この痛みには今のレスキューが効きにくく、指定されている違う薬にしていただきたくて、ナースコールを押したときからそのことは始まりました。
H看護師との間にトラブルが起きた会話がありました。今後のために要約をしておきました。
◎橋本 済みません。また背中のほうが痛くなってきて。
(H看護師、注射器のほうを向いて)
◎H 押していただけましたか?
◎橋本 今は、まだ押してないです。12時半ぐらいに押していて、かなりオキファスト(痛み止めのベースの薬)を使っていて、今度は重い痛みの背中に痛みが回ってきたもんですから、違うアセリア(レスキューに指定されている薬)をお願いできれば。
◎H 2回連続して押しましたか?
◎橋本 いえ、押してないです。
◎H じゃあ、1回の量を増やしてみましょうか?
◎橋本 えっ、この量ですか?
◎H ええ、そのほうがいいと思います。上げますか。
(注射器の設定を変えようとしたので)
◎橋本 いや、待ってください。これは先生と相談して決めた量ですから、そんな簡単に変えるのは…。
◎H …略…じゃあ、薬はアセリオに変えてほしいけど、この薬の量は変えたくないと。先生は信用するけど、私たちは信用してないってことですね。わかりました。(H看護師、うすわらいを浮かべて出ていった。そんなことは一言もいった覚えがないし、勝手に決めつけられてはたまったものではないので…)
(アセリオを持ってきたH看護師に)
◎橋本 Hさん、さっきの話でね、「信用してないって」言いましたよね。
◎H あ、はい。
◎橋本 「信用してない」なんて言ってないし、そんなことは全然なくて、そこの誤解だけはしていただきくないと思って。
(H看護師、作業をしながら、一度もこちらを見ないで話し出した。)
◎H 私たちの思いとしては、橋本さんの痛みに対しての思いも、薬に対しても、こうしたらこうなんだというのは今まで経験されてきているのはわかるんですけど、やっぱり私たちもちゃんと勉強してきているわけですから、先生の言うことしか信用しないとか、そんなんだと、先生が例えばきょうみたいにいらっしゃらないような場合に、私たちの言うことも聞いていただかないと。
(橋本、一度もこちらを見ずに一方的に、話している態度にイラッとして)
◎橋本 ちょっと待って、ちゃんとこっちを向いて話して。
(H看護師、こちらを向いて)
◎H もちろん一番大事なのは、橋本さんの思いなんですけど、私たちや先生もそうなんですけど、橋本さんの痛みに対しの思いというものとね、私たちの考え方が違うので、何ていうのかな困っているというか…。私たちはもっと先をみているというか、…(略)…
(真っ赤な顔をしてなぜか、怒っている。)
◎橋本 私には過去に薬の量を多くしすぎて、失敗したにがい思い出があって、それを元に戻すのに本当に苦労したんです。だから、どうしても言われることは、頭ではわかるんですが、踏み出せない。
それで、先生と話し合いをさせていただいて少しずつですから、時間がかかってしまっています。0.4から0.5にするのにもあんなに時間がかかってしまったんですけど、そこは理解していただきたいです。
◎H そうですね、時間がかかってますよね。それで私たちにも焦りというか、があって私たちには、例えばきょうみたいに先生がいなくても、私たちに知識がなくても、ちゃんと進められるように3回連続押したら、上げられるようにって、決まりがあるんです。それに対して…略…。
(H看護師の話は、要約すると、何もわからない患者の橋本が、勉強をしてきている私たちはの言うことを信用せずに、なんでもかんでも、先生、先生と、医師の言うことしか信用しない。だから、私たちも先生も含めて困っている。という、いつの間にか、私に対しての大きな誤解の上に立った批判や完全な個人攻撃を延々としてくるので…)
◎橋本 ちょっと待って、なんで、今、あなたとこんな議論をしなくちゃならないわけ。私があなたに何かしましたか、何か言いましたか。どうして私がここで責められなければならないんですか。なんかすごく責められているんですけど。
おかしいでしょう。だって、私が言いたいのは、「信用してない」なんて一言も言ってないし、そんな誤解をしないでくださいというだけだったでしょう。それをどうして、あなたに議論を吹っかけられなきゃいけないわけ、どうしてこんなに責められなきゃいけないわけ、おかしいでしょう。
◎H …私がいけないんです、言いたいことを我慢できないものですから。自分の中で我慢できないもんですから。
橋本 言いたいことを我慢できない。そんなことは患者の前で言うことじゃないでしょう。あなた自身の問題なんですから。いや、それは腹が立ってくるよね。そんなこと聞きたくないです。もういいです。
病院で、こんなに馬鹿にされたと感じたのは初めてです。
がっかりしました。せっかく、心のケアなどのやっていただいたものが、この看護師の「言いたいことを我慢できないものですから」の軽いノリで、全部吹っ飛んでしまいました。
最悪の弱いものいじめをされたくやしさでいっぱいです。
それにH看護師が何度も言った「医師の言うことしか信用しない」という言葉の意味がわからない。そんなことを私は一言も言った覚えがない。どこで何があったのか、誰に何を言われたのかしらないが、八つ当たりもはなはだしい。それも病人の中でも最も弱ってしまっている「緩和病棟」の患者に対して、私は思った。
「こんなところに来るんじゃなかった」
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